http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090703-00000034-jij-soci
児童虐待相談数が4万件突破=過去最多、5年で1.5倍−青少年白書
7月3日8時52分配信 時事通信
内閣府は3日、2009年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を発表した。それによると、2007年度の児童相談所での児童虐待に関する相談対応件数は過去最多で、初めて4万件を突破。ここ5年間で約1.5倍に増えた。白書は「児童虐待に関する相談件数は増加の一途をたどり、児童虐待問題は社会全体で早急に解決すべき重要な課題だ」としている。
児童虐待に関する相談は、子どもの異常を察知した医師や保育士、近隣住民などが児童相談所や警察に寄せるケースが大半。07年度は前年度より3316件増え、4万639件となった。
相談内容は身体的虐待が40.1%でトップ、保護の怠慢・拒否が38.0%、心理的虐待が18.8%、性的虐待が3.2%。虐待者は実母が62.4%で最も多く、次に実父22.6%だった。