「外国籍受験生に「証明書」を要求 東京外大」(朝日新聞2007年02月10日)

「外国籍受験生に「証明書」を要求 東京外大」(
2007年02月10日15時47分

 東京外国語大学(東京都府中市)が、国内に住む外国籍の受験生に対し、出願する際に「外国人登録原票記載事項証明書」の提出を求めていることがわかった。証明書には在留資格などの個人情報が記されており、専門家は「在日コリアンなど外国籍の受験生にだけ心理的圧迫を与えるおそれがある」と指摘している。

 大学側は「出願書類として必要かどうかを検討したい」として、来年度以降の入試で見直す方針だという。

 東京外大入試課の説明によると、少なくとも募集要項が保管されている83年度入試以降、提出を求めていた。文部科学省に報告する学校基本調査で外国籍の生徒数などを報告するために利用してきたという。