3/20 アメリカ移民の過去・現在・未来 歴博国際シンポジウム

アメリカ移民の過去・現在・未来 歴博国際シンポジウム
主催者ホームページ
 チラシ:http://www.gssm.musashi.ac.jp/research/imin/_userdata/2010_0210.pdf

※このシンポジウムは日本移民学会との共催で実施します。
※一般の聴講も可能ですが、必ず下記へ問い合わせをしてお申し込み下さい。
 国立歴史民俗博物館 研究協力課 研究教育係
 TEL 043-486-6473 e-mail:kenkyo@ml.rekihaku.ac.jp

 本シンポジウムでは、2010年3月16日に開室する、第6展示室特集展示、「アメリカに渡った日本人と戦争の時代」と連動して、日系アメリカ人の歴史と現在に関して、アメリカ社会の動向を踏まえながら考えていきます。

 近代以降、日本からアメリカ合衆国に数多くの移民が渡りました。この歴史を振り返ることは、移民の歴史を知るということにとどまらず、戦争や差別といった近現代の世界に普遍的な課題を捉え返すことにもつながります。また、戦時の日系アメリカ人の強制収容の歴史と、戦後になってからの名誉回復と補償(リドレス)を経て、アメリカでは日系アメリカ人の歴史が語り直されてきました。このことは、アメリカ社会の問題として、また、歴史というものの持つ意味を探るために、再評価する必要があります。

 今回はアメリカから二人の研究者をお呼びして、アメリカへの移民の始まりから定着までの過程、そして今日までのアメリカ合衆国内における日系アメリカ人を取り巻く政治的諸条件の推移をたどりながら、これらの論点を考えていきます。

※ 当日は午前11:00より、特集展示「アメリカに渡った日本人と戦争の時代」のギャラリートークを実施します

報告
スティーブン・ヒロ・スミダ(ワシントン大学教授)
 「日系アメリカ人史はいかに語られてきたか−その特殊性をめぐって」
ロナルド・マグデン(タコマ・コミュニティーカレッジ教授)
 「日系アメリカ人の歴史 ——移民から市民へ」

コメンテーター
山倉明弘(天理大学教授)
滝田祥子(横浜市立大学准教授)

コーディネーター
村川庸子(敬愛大学教授)

総合司会
原山浩介(国立歴史民俗博物館助教)