教育の危機が浮き彫りになり、時代の流れとともに進む核家族化・地域崩壊など、改めて〈人と人の絆〉が重要視される中、ある定時制クラスの入学から卒業までを記録した映像が、テレビ放映・追加取材を経て、ここに一本の映画として誕生しました。
昼間に働き通学する見た目ヤンキー娘の孤独、クラスの明るいリーダーが抱える心の闇、家庭内暴力を受け、休学を余儀なくされながらも、学校への復帰を切望する生徒…それぞれに問題を抱えながらも、支え合い、ひたむきに生きる青年・とりまく大人たち・学校の姿は、教育問題にとどまらず、現代を生きる上で大切な様々なことを私たちに気付かせてくれます。