4/9鹿島田 公開フォーラム 移住者と子どもたちの「貧困」

公開フォーラム
移住者と子どもたちの「貧困」 ——貧困の再生産をストップさせるために

 日本政府がはじめて貧困率を公表した2009年以降、日本 社会のなかで進行する「貧困」への認識と取組みも着実に拡がってきました。しかし、その議論や実践のなかで、移住者やその子どもたちが置 かれている貧困の状態には、これまでほとんど目が向けられてきませんでした。

 2009年に結成され た移住連の貧困プロジェクトでは、移住者や子どもたちが置かれている「貧困」の実態を明らかにするために、子どもの教育、女性(母子家 庭)、非正規雇用労働者の現状と貧困との関係に関する実態調査を行いました。カラカサンの移住女性も、女性(母子家庭)の現状調査に主体 的に参加してきました。

 今回のフォーラムでは、これまでの移住連貧困プロジェクトの調査やカラカサンの活動の実 践のなかから見えてきた現実、とりわけ、母子家庭の子どもの生活や進学率など子どもの教育の実態から見える移住者の子どもの貧困の現状に焦点をあて、発題者から問題を提起していただきます。

 当事者の子どもたちによる発表も受け、貧困の再生産をストップさせるために何ができるの か、皆さんと共に議論したいと思います。(日本語−英語・タガログ語の逐次通訳があります。)

主催:
・カラカサン − 移住女性のためのエンパワメントセンター
・移住労働者と連帯する全国ネットワーク 貧困プロジェクト