5/14東京学芸大 日本語学級初任者研修-まず知っておきたいこと

日本語学級初任者研修-まず知っておきたいこと

平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。1日も早く、学校に子どもたちの元気な声が戻ってきますように。

東京学芸大学国際教育センターでは、日本語を母語としない児童生徒(JSL児童生徒)の教育に関わる方々を対象とした研修会を以下の日程で開催します。

●第1回「日本語学級初任者研修−まず知っておきたいこと−」
 2011年5月14日(土)開催
●第2回「みんなで考えよう−JSLカリキュラムの理念を生かした授業作り−」
 2011年6月25日(土)開催
●第3回「みんなで共有しよう−よりよい授業実践にむけて−」
 2011年10月22日(土)開催

第1回は今年度初めてJSL児童生徒教育に携わることになった教員を対象に、「今」必要な知識と情報の提供を目的としています。第2回は一歩進めて「JSLカリキュラム」を考え方を学び、それを生かした授業作りを行います。さらに3回目には、それぞれの実践を持ち寄り、相互に検討することで指導力の向上を図ります。

第1回の研修では、JSL児童生徒に初めて関わる教員を主たる対象とし、JSL児童生徒教育の基礎となる情報、理論を学んでいただきます。また、日本語学級担当者としての先輩教員から、「日本語初期指導」「教科指導」「日本語学級経営」について体験を聞きます。その上で、上記3つのグループに分かれ、経験豊かな講師を交えたディスカッションを通して、参加者が抱える課題への対応の方法を探っていきます。(第1回研修では、「JSLカリキュラム」を直接扱うことはいたしません)

日本語学級担当の先生方から「最初は何をどうしたらよいか、見当も付かなかった」というお話をよく聞きます。少しでもそうした先生方のお力になれればと考え、研修を企画いたしました。第1回の研修会プログラムを同封いたします。お忙しい時期とは存じますが、ぜひ、ふるってご参加ください。

【第1回研修のご案内】
■日時:平成23年5月14日(土)10:00〜17:00
■会場:東京学芸大学(小金井市貫井北町4−1−1)
■参 加 費:無料
■申込締切日:5月1日(日)*分科会編成の都合上、できるだけ、5月1日(日)までにお申し込みください。その後はメール、お電話でお問い合わせください

■プログラム
10:00 開会挨拶 金谷 憲(東京学芸大学国際教育センター長)
10:10 趣旨説明 菅原雅枝(東京学芸大学国際教育センター)
10:15 講義1 全体講義 「外国人児童生徒教育の課題」(仮)
 吉谷武志(東京学芸大学国際教育センター)
11:30 講義2 全体講義 「学齢期の子どもの第二言語習得」(仮) 
 松井智子(東京学芸大学国際教育センター)

13:00 実践紹介 
13:00〜13:30 「初期日本語指導」 中島聡子(墨田区立 柳島小学校) 
13:30〜14:00 「教科指導」 寺沢奈由(渋谷区立 神南小学校) 
14:00〜14:30 「学級経営」 竹内節子(浜松市立 開成中学校) 
(14:30〜14:45 休憩)

14:45 分科会 ディスカッションを通して参加者の方の課題解決を目指します。
 【コーディネータ−(予定)】 
 今澤 悌 (甲府市立 新田小学校) 
 小川郁子(北区立 稲付中学校) 
 近田由紀子(浜松市立 瑞穂小学校) 
 濵村久美(新宿区立 大久保小学校)

16:45 全体会
17:00 閉会