3月11日、東北地方を襲った大地震と津波、そして原発事故。
未曾有の天災と人災によって、多くの人びとの命と生活が一瞬のうちに根こそぎ奪われました。
それから2カ月、行方不明者がまだ1万人近くになります。
岩手県、宮城県、福島県には、35,000人以上の外国人が暮らしていました。
その多くが、在日韓国・朝鮮人二世、三世、四世であり、低賃金で地場産業を支えてきた中国人など「外国人研修生」であり、日本人と結婚したフィリピン人・中国人・韓国人女性です。
また、激震地に隣接した青森県には5,000人、茨城県には56,000人の外国人がいました。とりわけ茨城県では、「外国人研修生」の中国人と「派遣労働者」のブラジル人の多くが職場を失いました。いま各団体は、被災者の支援に向かっています。しかし、私たちの支援は、外国人被災者のところまで、まだ届いていません。