新宿校は現在、17名の生徒が学んでいますが、そのうち11人が中国出身者です。
なので、当然のことながら休み時間は(というか授業中も)中国語が飛び交います。
が、事務局スタッフの私は中国語がぜんぜんわかりません。
おかげで生徒たちは必死で伝えようとしてくれるのですが、いつも意思疎通に四苦八苦です。
けれど、こんな場面ではわかる時もあります。
授業中の漢字テストの点が悪かったM君は、放課後に再テストです。
ななめ前の席には女の子ふたりが座り、なにやら中国語で話しています。
私はそんななかで黒板の掃除をしていました。
ふと、M君が中国語でなにか言うのが聞こえました。その声に続いて、女の子たちの声。
私はバッと振り返り、「Mくん!人に聞かない!!」
びっくりしているM君に、
「中国語はわからないけど、声の調子でなにを話してるかはわかるよ」と言うと、
Mくんはバツが悪そうに笑っていました。
授業中は生徒たちが日本語を一生懸命に聞いている教室ですが、
休み時間や放課後はそれが逆転します。
その時の自分だけがなにを話しているのかわからない、居心地の悪いような感じ。
生徒たちは日々そんな気持ちをたくさん経験しながら、日本語を学んでいるんだなぁと感じます。
今日は新しい中国語を覚えました。
「明天」(あした)
次はタイ語とタガログ語を教えてもらおうと思います。
(新宿校 中野)