毎年、別れと出会いの節目を知らせてくれる校庭の小さな桜ですが、今年のつぼみはまだかたいままです。
・・・でも、カレンダーは流れていきます。きょうはおひとりのボランティアさんがひとつの区切りをむかえました。
ベテランのボランティア、Hさんです。他の活動に専念するため1年間のお休みにはいることになりました。

多文化が三河島に移転してきてすぐの頃からですから、もう4年ちかくもほぼ毎週、学習支援に参加してくれていました。

最近は高校生のF君をずっと担当、時にきびしい叱咤が飛ぶこともありましたが、Hさんの熱心な指導にF君も応えて頑張りました。

Hさんは、控えめな方で他のボランティアさんとの交流やイベント参加などは少なめでした。
だから、目立ちませんでした。
目立ちませんでしたが、教室の一角にはいつも熱心に子どもと向きあうHさんの姿がありました。Hさんの真面目さ、勤勉さに直接指導を受けたことのない子どもたちもきっと多くのことを学んだはずです。

Hさん、ありがとうございました。
1年後、またお会いできることを楽しみにしています。

その時は、校庭の桜がほころんでくれているといいのですが・・・・