このところ新宿校には次々と新入生が入学してきます。

初日、新入生はみんな緊張しています。
登校してくる生徒たちにスタッフがひきあわせて自己紹介をしますが、
その時にもなんとなくお互いに気まずい感じでもじもじ。
これは母語が同じでも違ってもあまり変わりません。
たしかに言葉が通じても知らない子、
こちらが思うほどすぐに打ち解けないのはあたりまえなんでしょうね。
母語が違うとなおさらです。

新入生はまず初級クラスのとなりの部屋での個別授業からはじめるのですが、
このふたつの教室は襖で隔てられているだけなので休み時間には開放します。
そこでもなんとなくお互いに話しかけることもなく、横目でちらちら。

午前の授業が終わると昼休み。
すると誰かひとりが新入生に遠慮がちに声をかけます。
母語が違う場合はほとんどジェスチャーで伝えあいながらお昼を買いに行きます。

やがて下校の時間。
なんとなくみんなまとまって帰るので、そのいちばん後ろについて行く新入生。
翌日には朝の挨拶からはじまって、またなんとなく一緒に昼休みを過ごし、下校し…。
そしていつのまにか出身も母語も関係なく、仲良くなっています。

今日は昼休みに出て行ったきりなかなか帰ってこないなと思ったら、
みんなで中華料理を食べに行っていたとのこと。
その日に習った「一緒に行きませんか?」というフレーズを使ったそうです。

これから夏をむかえて生徒が増える時期です。
学校の近くに席がたくさんあるレストランを探しておこうと思います。。