インターンの方に感想を書いてもらいました

多文化共生センター東京には、いろいろな大学からインターンの方が来ています。
今回は大正大学からのインターンの方が今週で最後になるので、活動の感想を書いてもらいました。

この度、こちらでインターンをさせて頂いた井手美里です。

約4か月という短い期間でしたが、私はこのインターンを通して多くのことを学ばせて頂きました。
初めてこちらを伺った時、子どもたちの声が事務局内から聞こえてきたことがとても印象的でした。子どもたちは、その日の出来事や悩み事などを話している様子で、どのスタッフの方も、とても親身に対応していました。また、卒業生も多く訪れていて、『多文化』のアットホームさを実感しました。
何回か子どもプロジェクトやフリースクールに参加させて頂いたのですが、初めは子どもたちよりも自分の方が緊張してしまって、ほとんど話すことが出来ませんでした。何度か経験をしていくうちに、子どもたちから「先生」と呼ばれ、慣れない呼ばれ方に戸惑う反面、嬉しい気持ちでもありました。
そして、授業に参加して感じたのですが、日本語は本当に難しい言語です。ひらがな、カタカナ、漢字がある一方、文法も難しいと思います。そんな言語を学習し、話してしまう子どもたちに驚きました。自分なら他言語を短期間で習得するのは無理だと思います。

現在の公立学校の外国人受け入れ制度は非常に厳しいもので、このような教育事業の重要性も改めて学びました。異文化で悩み不安を抱えている外国の方が大勢いる中で、「子どもが十分な教育を受けられる環境づくり」については、もっと多くの人が関心をもつべきことだと思います。

短い間でしたが、とても良い経験をさせて頂きました。スタッフの方々、そして子どもたちに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。