放課後の自習時間。
「4年生の漢字ドリル」で勉強をしていた生徒によばれました。
「救急車ってなんですか?」
“救”の字が4年生の配当なんですね。
そこで救急車が患者を搬送しようとしている場面の絵を見せて、「これが救急車です」と説明。
ふだんはそこで終わるのですが、Vくん、ストレッチャーを指さして、「これはなんですか?」
まだまだ続きます。
「これはなんですか?」「サイレンです」
「これはなんですか?」「テールランプです」
「これはなんですか?」「ヘルメットです」「救急隊員です」「タイヤです」…。
漢字の勉強だったはずなのですが…。
彼の「これはなんですか?」は=「これは日本語でなんといいますか」です。
たしかにあまり日常で出くわさない場面なので、名前を知らない物が多いのでしょう。
それだけにたぶんここで一度だけ聞いたのでは覚えられないでしょうが、
知りたい気持ちを大切にしたいので、それを承知の一問一答。
なにしろ身の回りの物の名前を覚え、学習用語を覚え漢字を覚えで、毎日大変な彼らですから。
でもVくん、それを全部やっちゃうと今日の宿題が終わらないよ…。
たぶんかフリースクール新宿校