一度は行ってよ、中の橋

今日は、大島の中の橋商店街の話を。

大島6丁目と7丁目の間にある中の橋商店街は、砂町銀座に負けない活気があります。
私はかつてこのあたりに住んでいました。当時それほど仕事が無くて暇だったので、よくこのあたりをぶらぶらしていました。今も、ここへ来ると当時のことを思い出します。
あれから5年ぐらいたち、ちょっとづつなかのお店は変わっているものの、相変わらずの賑わいです。

ここに来ると、必ずこの、商店街のほぼ中央にある八百屋に立ち寄ります。
屋号も何もない、露天に並べて売っているだけなので、何て呼んだらいいのかいまだにわかりません。我が家では今でも、単に「あの八百屋」といったら、ここの事を指します。

千葉の農家から直接仕入れてきている野菜はすべて新鮮でおいしい。しかも、安いんです。大根やにんじん、ほうれん草などはもちろんのこと、その季節季節の旬なものがあります。
特に夏になると、葉唐辛子やグリーンピースのほか、生のままかじれるとうもろこしが出ることがあるんですが、それが感動の味なんです。

ご主人も奥さんも進め上手なので、ついつい買いすぎますが、それでも、会計のときは「え、そんなもの」というほど安い。
今日は新鮮な大根(150円)と手づくりのゆず味噌、ほうれん草(150円)を購入。全部で600円でした。
イチゴを試食させてもらったけど、おいしかった〜。今度は買ってみよう。

その八百屋を通り過ぎたところにあるのが、この肉源という肉屋。
いい肉が安いんです。
昔はよくここでステーキ肉を買っていましたが、今日は何も買いませんでした。

商店街からちょっと外れるんですが、我が家の食卓に欠かせないのが、この越前屋さんの豆腐です。
私にとって、「いい街」の定義とは、銭湯と駄菓子屋と豆腐屋が機能している街です。もちろん、我が「すなしま」エリアはいたるところにその三つがあるのですが、ここの豆腐は私のベストスリーに間違いなく入っているでしょう。

ここのご主人が、物腰が柔らかくて、親しみがあって素敵なんです。
知る人ぞ知る、落語家の柳家さん喬師匠に似ています。そこで我が家では「さん喬さんの豆腐」と呼ばせていただいています。

商店街の真ん中ぐらい、戦闘の隣にあるパン屋さん(店の名前忘れました、すみません)で購入してきたのがこれ。
シュークリームではなく、ドームクリームケーキというものだそうです。
ドーム型のカステラの生地の中に、ホイップクリームが入っていました。
何から何まで、あま〜いものでした。

そんなこんなで、中の橋商店街はわが町の誇りです。
砂町銀座から1キロ程度しか離れていないのに、こうして今も生活に欠かせない、にぎわった商店街がある。
この事実だけでも、わが街は素晴らしいところじゃないですか!