逸品、もいいんだけど……

区役所が募集した江東区のお店の逸品が決定、小冊子にまとめられました(写真)。

区が観光資源発掘のために、区内にあるお店の自慢の商品を募集したもので、145か所のお店から、計189品の応募があったそうです。その中から選定委員会によって選ばれた44商品が「お店の逸品」に認定されたそうです……。

伊せきのどぜうまる鍋、升本の亀戸大根あさり鍋めし、カトレアのカレーパン(先日写真を掲載しました)、ナカヤパン店のあんぱんなど、言わずもがなのオーソドックスな商品が中心です。
小冊子になっているようなので、今後、区役所や文化センター等で配布されることでしょう。

まあ、これはこれで、いいことでしょう。
……ただ、江東区の逸品って、こんなものじゃないんですよ!〜
ここでも紹介した、増英の中華揚げとか、染谷食品のピーナツ味噌とか、越前谷の豆腐とか、そのほかにも、江東屋の人形焼、すぎさんのシューマイ、串よしの串揚げ、一休の田舎そば等々……
もっともっと、い〜いものがあるんです!

もちろん、ここにしょうかいされているものも、みんなすばらしい逸品です。
外から来る人が、箱に入れて、包装紙に来るんで持って帰ってもいいような、ブランドが確立されたものです。

それに比べて、私が指摘したものは、地元の人が日常的に利用している、生活と密着したものです。
私は常々、ここのところが一番重要だと思うのです。

マスコミに載って、人気が出て、遠方からどっと人が押し寄せて、行列が出来ているけど、いつも人が多すぎて、地元の人は食べたことがない、というようなもの。そうじゃなくても、ブランドとして確立して、おみやげ物や贈答用となっているけど、近所の人のお茶菓子にはならないようなもの。
もちろん、こういうものも大切です。
しかし、「すなしま」ではそうではない、もっとディープなものを発掘して、伝えてきたし、これからもそうしていこうと思っているのです。

なにはともあれ、興味があったら「江東区お店の逸品44」をご覧ください。