先般から告知していました「すなしま寄席」が、昨日賑々しく開催されました。
来場者は約40人、会場はご覧のようになかなかの賑わいです。
おなじみの小権太さんの一本目は「牛ほめ」。
与太郎がおじさんの家普請をほめに行くという話しですが、与太郎のおもしろさがにじみ出ていきました。
本日の色物のゲストは、楽四季一生さん。
ヴァイオリン演歌でのご出演です。
袴にハンチング坊、めがねという大正時代の書生のスタイルで、バイオリンを弾きながら懐かしい演歌を口ずさむ。その歌も、「鉄道唱歌」から始まり、「金色夜叉」「命短し」「籠の鳥」等々、大正時代の大衆歌です。
今どきの芸ではないのですが、だからこそ珍しくて新しい。
しかも生ヴァイオリンですから、見ていてとにかく楽しいんです。
昨年、落語仲間の会のとき、ゲストでご出演されていたのを私が見たのですが、その楽しい芸に「いつかは絶対に出てほしい〜」と思っていた方です。
その狙いは大成功。
大受けでした。
トリの小権太さんは、「幇間腹」。
この会で2回目の上演ですが、その進化が伺えました。
ちょっと体調不良気味だったそうですが、それを感じさせないハリのある声で、聞かせてくれました。
先日紹介した、砂町銀座の靴屋さんが、お孫さん(小6)と来ていたのですが、その子が、「おもしろかった〜」といってくれました。
これからも、来てほしいですね。
大きくなったときに、「おじいさんと一緒に、亀戸の寄席に行っていたので、落語が好きになりました」なんていってくれると、最高ですが。
何はともあれ、「寄席」とは、普段知らないご近所の方が顔見知りに手近なコミュニティーの手段、と思いながら開催を続けていますが、ようやく最近は、会場の中にお客様同士の和気藹々とした雰囲気が感じられるようになってきています。
まだまだ、課題は多いのですが、一つ一つクリアーして、発展させていきたいと思います。
ご来場いただきました皆様、カメリアホールを始めお手伝いいただきました皆様、本当にありがとうございました!
次回は、7月23日、日曜日の開催です。
夏休みのお子さんを対象にしたスペシャルバージョンで、親子で、落語やその他の演芸に親しんでもらう予定です。
乞うご期待!よろしくお願いします!