告知していました、すなしま主催の「リバーサイド寄席大江戸秋祭り」、昨日、無事に終了しました。
御来場いただきました皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。
さて、お江戸日本橋亭は、10年前にオープンした独自の興業方式をとっている新しい寄席です。
私はオープン当初から結構通っていましたので、ここの席でいろんな方の落語を見た、忘れられない思い出があります。
基本的にはプロの方の席なのですが、ごくたまに、プロの方と御一緒する時に限り、私たち天狗連にも上がる機会がいただけます。
私も過去3回、上がったことがあり、今回で4回目ですが、そういう思いで深い場所なので、やはり毎回緊張します。
これが、高座です。
畳席にちょっとだけ高い舞台があって、またちょっとだけ高い台の上に高座があるという、実にいい塩梅の高さなんです。
一番前のお客さんとの距離は、1.5メートルぐらいだと思います。
亡くなった柳昇師匠や文治師匠を、その距離で見たことがありますね、確か。
高座の方から客席を見るとこんな感じ。
半分から前が桟敷の上に座椅子があり、後ろが、イス席です。
今年初めの「子ども寄席」のときは、座椅子とイスを全部取り払って、全面桟敷にしました。
そこに子どもたちがたくさん詰め掛けたて、にぎやかでした。
昨日は約40人ほどお客さんが来てくれたのですが、ちょうどいい具合に全体的にバラけて座ってくれたので、満員になったように思えました。
舞台下手側にある下座さんの席。
太鼓がおいてあって、高座を眺められます。
「子ども寄席」の時は、終演後、ここに子どもたちが集まって、太鼓を叩いてました。
そんなこんなで、こういう場所が使えると、自分がちょっとでもうまくなったように思いますね。
大胆にも、古典落語の大ネタをかけてみたのですが、温かいお客様に助けられながら、何とかうまく務められました。
こういうことがあるから、いい気になって癖になるんですね、素人は。
まったく、しょうがない!
<リバーサイド寄席大江戸秋祭り〜お江戸日本橋亭>
酔狂「浮世床」、鶴亀「講談ショートショート」、サードニクス、小太郎「らくだ」、慶多「初天神、道楽「七段目」、セッケン、ひで夢「津軽奇談」