こんにちわ。
NTTデータ『FairCast-子ども安全連絡網』事務局のすみこです。(%笑う女%)

2004年11月17日、いつものように私は職場でパソコンに向かってました。
その2ヶ月ほど前に会社に「あったらいいなぁ」という程度の気持ちで提出した
『電話でもメールでもFAXでも一斉に連絡を受け取れるシステム』のアイデアペーパーについて、
『もう少し、企画内容を詳細に検討するように』という指示を受け、頭を悩ましていたんです。

インターネットのニュースで『奈良で小学生が行方不明か』という速報が目に飛び込んできました。

『奈良って・・・・。奈良のどこ?何年生?男の子?女の子?』
奈良在住だった私は、頭が一瞬真っ白に・・・・・ (%雷%)

急いで実家に電話をかける。幸いにも私の子ども達は実家で遊んでいました。

時間を追うごとに、『小1女児 下校途中に』・・『GPS付き携帯を持っていた』
といった切れ切れの情報がインターネットに流れます。

同じ年の子を持つママとして、『どうか無事でに見つかって欲しい』と
祈るようないたたまれない気持ちで食い入るようニュースを見つめていました。

『もし、私が同じ立場だったら・・・』と想像せずにはいられませんでした。
もし、私だったら、『うちの子、こんな格好で出たまま帰りません。一緒に探してください!』
とクラスの皆さんや学校・地域の皆さんに助けを求めたかっただろう。
いざという時、頼りになるのは遠くの親戚ではなく、近くの人なんですから・・・。
でも、助けを求めるための伝達手段は、もはや機能していない電話連絡網だけ

事件は、私の子どもの通う学区のすぐ近所で起きていて、
静かな住宅街は、マスコミのヘリコプターが飛び交い、連日、警察による検問のため渋滞の列が続き、
子どもが外を遊ぶ姿は無くなりました。

残念すぎる結果を知った時、アイデアペーパーに込められた「あったらいいのになぁ」という思いは、
大きく変わりました。

子どもを地域で守るためには、まず第1に迅速正確な情報共有が必須です。
「絶対に、世の中に出さなければ・・・」
私の思いは、強い信念に変わりました。

↓応援、よろしくお願いします。
人気blogランキングへ