中平です。
本校では、平成17年度卒業制作展が行われています。毎年、3年生の授業の最後に、「夢」をテーマに自由制作をしています。
3年間、「Nスパイラル」(=中平スパイラル)という課題設定で、「遊び的学習」・「スキル的学習」・「テーマから発想する学習」を繰り返し行った3年生が、卒業を前に、15〜18時間かけて、「夢」をテーマに、素材、表現形式は全く自由に制作します。3年生は、多くが選択美術で、本校で行われている「暗闇美術館」や長野県信濃美術館の主催で同館にて行われる「夜のやねうら美術館」、そしてもちろん「とがびプロジェクト」を経験しています。
今年もオブジェ、絵画、写真、インスタレーションなど様々な表現形式の作品が出そろい、美術室の廊下から職員玄関まで、作品があふれかえっています。今日から、何回かに分けて作品を紹介していきたいと思います。
今日紹介する作品ひとつ目は、「雲海」という油絵作品です。これは、キャンバスに油絵の具で雲海の様子を描写したもので、額に木の枝を使っています。雲海の晴れ間からは朝日が見え、真っ白い鳥が今まさにキャンバスに舞い降りようとしています。鳥は紙粘土で立体的に作ってあります。
次の作品は、「Dear My friends…」という作品です。箱からモールで作った花があふれ飛び出してきそうです。この花は「大好きな友達への感謝の花束」だそうです。
今日最後は、「The Best Place」です。野球部だった男子生徒の作品で、「自分が一番行きたい場所」だそうです。甲子園が遠近法をうまく使って感動的に描写されていると思います。