中平です。今日、メディア・アーティストでアサヒ・アート・フェスティバル(AAF)2006の全国プログラムにも選ばれた「ムービー・カード」の開発者・みやばら美かさんとすぎもとたつおさんが、戸倉上山田中学校に来校され、「ムービー・カード」による映像編集のデモンストレーションを、3年○組の授業で行ってくださいました。
お二人と中平の出会いは、アサヒアートフェスティバルのネットワーク会議から始まります。みやばらさんが戸倉上山田中学校のご出身であるというお話をお聞きし、一度生徒へ映像の授業をやっていただきたいなあと考えていましたが、それが今日実現しました。
授業では、まずお二人の素晴らしい映像作品を鑑賞しました。生徒は、その美しさに言葉を失っていました。
次に生徒は5人ずつのグループに分かれ、配られた写真を一人が言葉で説明するのを、他の4人が絵にしていくという活動を行いました。
実際の写真を見せられると「全然違うじゃん」と楽しそうでした。
その次は、二枚の写真を見て自由にお話を付けます。
「家が古くなってきたなあ。新しい家に住みたいなあ(といってアメリカのビルの写真を出し)。こんな家に住んでいます。」など、楽しそうに話しがどんどん生まれてきます。
次は、映像に音を付けてみます。同じ映像を使っても、音が違うと楽しそうになったり、悲しそうになったり変化があります。その映像のおもしろさを50分という短い時間で子ども達は感じ取ったようです。
「このプロジェクトは、美しい映像を作るためにあるのではありません。作っていくプロセスを大事にするのがこのプロジェクトの目的です。」というお二人の言葉が身にしみました。
生徒も「映像が楽しかった。音を付けると印象が変わってびっくりした」と喜んでいました。
是非、「とがび」に参加してくださったらいいのになあと、思いました。