木村仁・千曲川・万葉プロジェクト

中平です。今日は、キッズ学芸員と木村仁信州大学教育学部教授の「千曲川・万葉プロジェクト」を紹介します。このプロジェクトの趣旨は、お年よりが万葉公園の歌碑の一文字を鋳造してキーホルダーを作るというもので、キッズ学芸員が、お年寄りに鋳造などの説明や指導をしながら制作していただくプロジェクトです。今までのとがびと違って、お年寄りに生徒が説明するということが新たな関わりのポイントになっています。
木村先生から送っていただいた大まかな展開案を下に記します。

「千曲川・万葉プロジェクト」
①お年寄りに万葉公園の歌碑を見てもらい、そこにある文字の中から好きな文字1文字を選んで拓本を撮って頂く。
②中学生から文字の原型となる蝋をもらい、お年寄りが拓本をもとに文字をカッターナイフで切り抜く。
③中学生とお年寄りが協力して石膏で雌型を取る。
④お年寄りと中学生、私の三者で協力して文字を鋳造する。
⑤作品をとがびで展示する。

今日、私は、千曲市社会福祉協議会の下条さんに、お年よりとの交流に関する協力のお願いをしてきました。実は下條さんは信州大学教育学部のご卒業で、木村先生の鋳造ゼミも取っておられたそうです。当然、とがびにもこのプロジェクトにも全面協力を表明してくださっています。アートを通して多くの人が結びついています。