中平です。とがびの二日目に、わざわざ東京から文部科学省図工美術科教科調査官・奥村高明先生が来られました。その奥村先生から、キッズ学芸員へ手紙が届きました。全文掲載いたします。
「戸倉上山田中学校のみなさんへ
先日、みなさんの学校美術館を見せてもらった文部科学省の奥村です。みなさんの活動は実にすてきでした。しっかり考えて、学んでいる様子にうれしくなりました。すべてすばらしい作品でした。「アートの力」とよく言いますが、アートに力があるのではないですね。「子どもの力」なのです。それが私は分かりました。また、自信をもって自分たちの作品を説明する姿は、どんな学芸員よりも本当の学芸員だと思いました。「キッズ学芸員」の「キッズ」はなくてもいいぐらいです。これからみなさんの活動の様子を、全国に紹介させてくださいね。美術を勉強することで、考える力、美しさをつかむ力などいろいろな力がつきます。今回の学習をもとに地域に広がるように人と人をつなげるように育ってくれることを心から願っています。
文部科学省 教科調査官 奥村高明」
中学生をいかにして不特定多数の方々と出会わせ、中学生をほめていただくか、それがとがび発想の出発点であり、最大のゴール。うれしいお手紙に力がわいてきました。