レポート・とがび2006/もりやゆき「雨は泡に溶けて闇に混ざる」

京都在住のもりやゆきさんの作品は、本当にここが教室かと見まがうほどの迫力でした。水の入った何本もの透明のホースが天井へとのび、これに青い光がさしている様子は海の底のようです。来場者は空気入れを数回動かすように指示され、空気を送るとホースの下部からは泡が浮き上がります。周囲にはキッズ学芸員たちが拾ってきた千曲川の石が天井から青い糸でつるされ、床から白い光を浴びています。
本当にどれくらいそこにいても飽きのこない作品でした。

(コメント:門脇篤)