レポート・とがび2006/白幡敦弘「同化プロジェクト」

東京から参加の白幡敦弘さんは、見慣れた戸倉上山田の風景に、さまざまなコスプレをした中学生という異質な被写体が自然に写り込んでいる、「同化」している写真を制作。これらの写真はさらに中学校の教室内に、あるものは黒板に磁石ではられ、あるものは開きかけのノートの上に置かれ、写真を展示しているといったかたちをとることなく、この場に「同化」するように展示されました。来場者を迎えるキッズ学芸員もパンを食べたり、ちょっと異な行為をしながら、やはり「同化」しているという、かなりこったつくりになっていました。

(コメント:門脇篤)