かつて戸倉上山田中学校に17年間にわたって在籍され、美術の指導にあたった伝説の教師・飛矢崎(ひやざき)真守先生の作品を一堂に展示。かつての教え子であり、今は戸倉上山田の町を支える市民のみなさんからよせられたエピソードもあわせて展示されていました。
おそらくはこのある種の奇跡ともいえる「とがび」が、表立った反対もなく、保護者のみなさんから受け入れられ、支持されているのは、この飛矢崎先生の薫陶があったからかもしれません。目に見えないそうした歴史が、この地には降り積もっており、中平先生という稀有な才能と情熱をもってはじまった「とがび」も、またその新たな一層を戸倉上山田の歴史に刻んでいるのだと思います。
(コメント:門脇篤)