キッズ学芸員レポート〜とがびを振り返って

中平です。キッズ学芸員。・鈴木(とがび実行委員長)さんが、とがびを振り返って感想を書いてくれました。掲載いたします。

「10月8日・9日の二日間、3回目のとがびプロジェクトが行われました。今回も夏休み前から少しずつ準備を始めました。今年、私はとがびプロジェクト実行委員長になり、副委員長の小林君と丸山君、そして中平先生を中心に準備を行いました。少々頼りない実行委員長でしたが・・・。
9月になってからは、中学校のつばさ祭の準備と重なってしまい大変でしたが、なんとかとがびプロジェクトを迎えることができました。私が担当した作家さんは、スプレーアートで長野市を中心に活躍されているROBOさんです。ロボさんと一緒に「元色」を表現しました。学校のいらない机、いすをスプレーでアートしちゃいました!!スプレーなんてあまり使わないので、始めはめちゃくちゃな机・いすになってしまいました。でも何回もやっていくうちにキレイに塗ることができるコツを覚え、素敵な机・いすになりました。ロボさんと一緒に作業した時に、さすがロボさん!!と思いました。ロボさんがスプレーを持つと魔法がかかるんです。すーごくキレイでした。
 とがび当日、3年6組に机・いすを展示しました。見に来てくださる方は、教室に入ると、机といすがドーンと積み上げてあるのを見て、みんなびっくりしていました。教室の中の机・いすなどの移動・準備は大変だったけど、本当にやってよかったと思いました。とがびでやる作品は、いつも予想以上の作品ができます。そして、来てくださった人が、真剣にその作品を見てくださいます。本当に嬉しかったです。
 
 今年も、私はギャラリートーク係をしました。今回は係が二人しかいなくて、少し大変でしたが、すごく楽しくできました。去年よりも、案内するお客さんが多いということと、千曲市長さん、文部科学省の方などが来られ、緊張しながらご案内しました。いっぱい質問を受けましたが、多分しっかり答えられたと思います。20箇所ぐらいお客さんを連れて案内しました。私が教えなければいけないのに、逆にお客さんから教えてもらうこともあり、良い勉強になりました。
 ギャラリートークの中で人気があったのは、カメラ星人調査隊の展示でした。試験管やビーカーに映る景色はとても素敵でした。ギャラリートークをやって、お客さんのいろいろな視点から見た乾燥が聞けてよかったです。トークをする度に、楽しくてたまりませんでした。やってよかったです。
 
 この二日間、新たな美術に出会えて本当に嬉しかったです。3年間で美術をいろいろ知ることができたし、経験もできました。思い出すときりがないくらい、たくさんの思い出があります。とがびを通して、少し成長できたと思います。
 作家の皆様やとがび関係者の皆様に、本当に感謝しています。なにより中平先生に心から感謝しています。本当にありがとうございました。」

とがびアートプロジェクト2006実行委員長 鈴木