暗闇美術館2006レポート〜最凶の調理法

中平です。暗闇美術館とは、何か・私は、中学2年生の心の中の物が形になって表れた「心」だと思っています。いわゆる中学生の美術作品は、ある程度選抜され、「入選作品展」のような形で世の中に出てくることがほとんどだと思います。しかし、こういった展覧会の作品は、どこか表面的で、中学生の「どきどき」や「わくわく」、時にはどろどろしたものを意図的に削除してしまっているように感じます。そういったいわゆる中学生の本当に表現したいことや、やってみたいと思っていることが、この暗闇美術館では作品として表現されることが多いと思います。それが暗闇美術館の一つの魅力だと感じています。
作品名「最凶の調理法」。名前からして、どきどきしませんか。まさにこの作品は、一種独特な、グロテスクで趣味の悪い?空間を作り出しています。鑑賞者の方の中には、「これはいただけないなあ」と苦笑されている方もいらっしゃいました。人間が調理されて、最終的に焼き鳥のようになってしまいというスプラッター作品です。みなさんは、こういった作品をどう感じられますか?私は、このような作品を是非見て、「現代の中学生は一体何を考えているんだ?」と考えてみて欲しいと思います。そのためのきっかけになってほしいと思います。