東部中学校の美術科教諭です。美術館で、生徒の作品を展示するというと、県や市町村で選ばれた入選作品の展示が主になっています。200〜300点から1点ぐらいの割合で選ばれるでしょうか。しかし、やねうら美術館に出品した生徒の作品は、ナンバー1ではなくてオンリー1なのです。入選作品のように誰もが良いと思える作品ではないのです。学校で生徒が生徒が作品を作る説き、何を考え、何を思い作っているのでしょうか。今回のやねうら美術館の制作では、来てくれた人が楽しんでくれること、驚くことを想像しながら作ったのではないでしょうか。「上手な作品だね。」という感想を求めてはいないと思います。「面白かった。」という感想や、自分の作品に触ったり、作品に思わず身体を動かされたりしていまう人を想像していたのではないでしょうか。
 鑑賞者は何を求めてやって来たはわかりませんが、ついつい身体を動かしてしまったり、楽しんでしまった人は、勝ち組みです。