卒業制作「夢」〜現実と夢の狭間

卒業制作には、ページものの作品が登場します。今日紹介するのは、全6ページの絵本です。題名「現実と夢の狭間」という通り、作者の中学生が将来に対する希望と不安が書き出されている秀作です。
 まずは一ページ目を開くと、将来への明るい夢がパステルで描きだされています。

2ページ目は、一転して暗く重苦しい「現実」のイメージが描かれています。

最後の見開きも、同じく暗いイメージなのですが、夢と現実を両方見ていこうという決意が描かれています。作者によると、「一ページ目から、夢と現実について描いていった。最後はどういう結論にするか迷った。最終的には、夢も現実も両方受け止めていこうという決意になった」ということだそうです。作品化することで個人的な現実を整理したようです。