戸上中の中平です。今日は、とがび参加作家の塩川岳さんを紹介します。塩川さんは、全国各地でレゴを使った作品を発表される一方で、小学校などでの「出前アート大学」というアートファンを増やす活動も精力的に行われています。とがびへの協力も、必然的だったのかもしれません。
写真は、第一回とがび２００４の時のもので、学校の下駄箱に、レゴを設置したユニークな作品。学校ならではの空間をうまく利用されている作品です。
次の写真は、とがび２００６の時の作品「キャッスル・プロジェクト」です。「どうしてもお城を作りたい」という生徒の熱烈なお願いが、塩川さんとの共同により実現しました。地元の荒砥城の現実には存在しなかった天守閣を空想して作った作品です。
キャッスルプロジェクトを行うために、塩川さんは、キッズ学芸員を実際に荒砥城まで連れ出し、話し合いをしながら制作を進めてくださいました。キッズ学芸員の意図をうまくまとめ、なおかつ塩川さんらしい作品に仕上げるあたり、さすがという感じでした。とがび２００７では、どのような作品を発表してくださるか、とても楽しみです。
