戸上中の中平です。東御市梅野記念絵画館・ふれあい館さんのご好意により、宇和島出身の画家・森本秀樹さんが、とがび2007に参加してくださることになりました。今日は、梅野記念絵画館で「父の見ていた風景〜宇和島〜森本秀樹展」が行われていることもあり、お会いすることができました。
森本秀樹:
1951年愛媛県宇和島市生。1971年武蔵野美術短大油絵専攻卒。「宇和島シリーズ」で多くの人の心を掴む注目の作家。
特攻隊の生き残りとして苦悩する父の愛情と故郷に思いを寄せて描いた「宇和島シリーズ」を中心に、森本秀樹の全貌を知る121作品を展示。8月4日(土)午後2時30分から「ギャラリートーク森本秀樹を語る」開催。出演:大倉宏、御子柴大三、山下透、山本東潤、森本秀樹、梅野隆
森本さんと梅野館長さんお二人とお話しすることができました。森本さんは、とがびに作品をお貸しくださることを許可してくださいました。また、館長さんも、とがび開催趣旨に賛同してくださました。梅野記念絵画館には、青木繁、中村忠治など多くの作家の作品があり、図版の中から生徒に作品を選んでもらってよいというお言葉を頂きました。感謝です。
私は初めて知りましたが、実は、愛媛県宇和島市と長野県千曲市は姉妹都市提携をしており、今まで14回もお互いの小学生が訪問しあっているそうです。なぜ姉妹都市なのかというと、今では「あんずの里」として有名なあんずは、宇和島市からもたらされたものらしいのです。千曲市ホームページには次のような由来を記しています。
「日本一のあんずの里」として世に名を馳せてきた千曲市の森・倉科地区。その始まりは元禄時代、伊予宇和島藩主の娘・豊姫が、松代藩主・真田幸道候に輿入れする際、故郷をしのぶよすがに、あんずの種を持参したものといわれています。当時は種子の中にある「杏仁」が漢方薬(せき止め)として珍重されたため、松代藩が栽培を奨励し、現在のような見事なあんずの里になり、時代が移り変わっても、ここ信州にはあんずの小さな花が春のはじまりを告げにやってきます。また、点在する桜などの花の名所も各所に。あでやかな花祭りに誘われるように、お出かけください。千曲市の歴史を物語る史跡も、この地域には多く残っています。
あんずで生まれたつながりが、アートでも人と人をつなげています。
千曲市ホームページ http://www.chikuma-city.jp/m_anzu/index.html
梅野記念絵画館ホームページ
http://www.umenokinen.com/