櫻ヶ岡中学校の中平です。急に涼しくなりました。2年選択美術受講生徒の希望者7名で、小布施・千曲川ハイウェイミュージアムへ行きました。ミュージアムで行われている「ARTと素材展」を見て、自分たちの展示場所を決めるということ、それからフェルト作家・佐藤比南子さんのワークショップに参加するためです。
長野駅を9時40分、電鉄に乗車して出発。小布施駅からバスに乗り換え、大きな栗が実っている畑を見ながらミュージアムに到着しました。
ミュージアムに入ると、石膏で作られた人体作品があり、みんな興味津々。さっそく作者の方に作り方や材料などをお聞きするという幸運に恵まれました。
作品は、様々な素材が使われており、興味をそそります。実際に触っても良いと言われ、たくさんの作品に触ってみました。男子生徒は、針金を巻いた作品に興味を持った様子で、何回も難解も触っていました。
針金と布を巻き込んだ作品に、女子生徒は「クロワッサン」と名づけていました。
その後、女子がとても興味深い行動を始めました。3体展示されている男女のたった像と同じポーズをとって笑っています。その後、一体一体の作品が個性を持ちはじめ、お話しを作り始めました。どうやら三角関係になったようです。生徒はあきるまで3体の彫刻作品の中で空想したお話しで楽しんでいました。こういった発想や空想の世界を自然に促すきっかけを作る装置が「アート」なのでしょう。
お昼になったので、昼食を食べ、午後一時からいよいよ佐藤比南子さんとのフェルトを使ったワークショップの開始です。ここでも、新たなドラマが生まれました!(つづく)