N・Mプロジェクト〜マルビが全国に!

どうも、マルビの小林です。
先日、長野県佐久創造館にて県高校美術展が開催されました!

いわゆる「伝統的な絵画作品」が並ぶ会場で、異彩を放つマルビの立体作品達。しかもマルビの立体は、彫刻や陶芸といった作品とは全く別の・・・簡単に言えば「とがび的な立体」です。
会場で少し驚いたのが、自分が中学校時代に「とがび」で経験した「美術」と他の学校で行われていた「美術」には大きな違いがあるというところでした。今回の美術展にも「平面」と「立体」の2部門があったのですが、平面部門に応募された作品約250点に対し立体部門は約25点程度(しかもその20点以上はマルビから)という状況だったのです。

決して、絵画や彫刻といったような「伝統的な美術」が悪いといっているわけではありません。それがあったからこそ、現代美術が生まれた・・・言うならば「親」と「子」の様な関係であるとも思っています。
前に「親も子供に教えられる事がある」と聞いたことがありますが、「現代美術は美術じゃない」「絵画とか彫刻なんて古臭い」と否定し合うのではなく、互いが互いの良い所を認め合って、どんどん成長していくのが理想的な形ではないのでしょうか?

それに、「現代美術と出会う」ということは「自己表現の可能性が広がる」ということではないかと思います。現代では「プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力が必要」と言われていますが、それに美術を活用しない手はありません!
今までなら、自分を表現する方法は「言葉」だったり「文章」だったり、ある程度の技術が必要になってくるものがほとんどでした。
しかし、美術なら、「五感に直接訴えかける事が出来る」+「情熱と時間と努力をかければメッセージを伝える事が出来る」という素晴らしいスキルだと思っています。

もし、以上の事に「美術」という言葉を使われるのに抵抗がある方には申し訳ありませんが、「現代美術」や「とがび的な美術」、美術を楽しむ「美楽」という言葉をあてて下さい。

最後になりましたが、来年からは「ながび」として長野市の小中学校をアートでジャックする「Nプロジェクト」
自分も「とがび経験者」として「マルビの一員」として、活動に関わらせて頂くことになると思いますが、中平先生をはじめ各校の先生方と関係者の方々、もちろんキッズ学芸員の皆さん
よろしくお願いします。

もし、マルビについてのお話や、美術についてのお話があればこちらまで
maruko_art★yahoo.co.jp
※黒星を@に変えて下さい!