櫻ヶ岡中学校の中平です。2学年必修授業「ココロ14歳」。ココロの形が完成したので、生徒たちはいよいよココロを演出する台座を作りました。台座を作ることにより、立体的思考や、立体的構成力がつくと考えています。生徒は、様々な形の木材を予想もつかない構成で組み立てていきました。
写真の生徒は、もともと穴の空いた板の、裏表からココロが飛び出ているような印象の構成をしました。板を立たせるという着想が素晴らしいです。
写真の生徒は、ココロを囲ってしまおうとでも考えているのでしょうか。どうなるのか楽しみな作品です。
写真のように、たくさんの作品が続々と完成しています。生徒の構成力はとても素晴らしいです。
美術教育では、平面構成などで、構成による効果を学ぶことが多いでしょう。しかし、なぜか立体的表現の構成は学ぶことが少ないと思います。立体を作ったとしても、その作られた物体が中心で、その物体をどう台座に立て、どう組み合わせるのかという学びはほとんどありません。このココロ14歳は、作品をいくつかのパーツに分ける生徒が多く、構成の創造力がわいてきます。そういった場面で、台座の置き方一つで、見え方も変わるという見方を教えますと、生徒は、台座の上に思い思いの空間を作り始めます。