Nプロジェクト〜さくらびレポート9 よみがえり展 いよいよ明日19日から開催

櫻ヶ岡中学校の中平です。きのうまでの三日間は京都奈良の修学旅行でした。今日は振替休日でしたが、玄照寺でのよみがえり展展示作業に2名のさくらびキッズが参加してくれました。ありがたいことです。
 写真は、参加生徒の作品。賞味期限が切れたお菓子類を使い、龍としてよみがえらせました。匂いが甘く、蟻や虫が食べに来そうです。「蟻が食べたほうがよみがえりって感じするよね。それもいいなあ」と、展示場所を地面近くにしたり、机の上に乗せたりして工夫しています。「修学旅行で見た妙心寺の龍、すごかった」と修学旅行の影響も見られる作品です。多くの人に現物を見に来てほしいです。

お寺の展示ということで、お寺ならでは場所や物を有効に使いたいです。生徒はそのあたりをよくわかっていて、自分の作品を持っていろいろな場所において、そこが自分の作品に一番良い場所か工夫しています。

生徒が扉の向こうに物置があるのを発見しました。さすが、廃材アートを経験したさくらびキッズだけあって、イスや鉄製のゴミ箱など、展示に有効なものをあっという間に見つけ出しました。展示意欲満点です。

だいたい展示場所が決まりました。さくらびキッズは自主的に雑巾がけを始めました。

 今回の「境内アート2008」には、さくらびキッズだけでなく一般の作家の展示があります。今日もわれわれ意外に展示作業をされている方が何人かいらっしゃいました。今日作業に参加した女子生徒は、作業の合間に作家さんたちの展示の様子を見に行ったようです。「すっごい大きな布を作品にしていた。おもしろい!」感激した様子です。また、作家さんとエッシャーの絵について話したり、よみがえり展のコンセプトを話したりしたようです。「先生、明日は個人的に見に来ます!」そういってその生徒は帰宅しました。美術を通したコミュニケーションがここにも生まれそうです。明日が楽しみです。