Nプロジェクト〜さくらびレポート97 作品紹介8「合体産」

櫻ヶ岡中学校の中平です。作品紹介コーナー8回目。今日は、ダンボールで作った「合体産」を紹介します。「世界遺産」が合体して「合体産」。素晴らしいネーミングです。大人には思いつかない自由な発想です。
 もともと、キッズ学芸員の男子4名はガンダムが地球を守るというイメージのオブジェを作る予定でした。ロボットが地球を守るイメージでした。しかし、彫刻家・本濃研太さんんと出会い、作品を見て、ダンボールと格闘すうるちに「オリジナル」への目覚めがあったようです。
 ダンボールは身近ですが、造形の素材としてはなかなか思い通りに行かない素材です。その扱いずらさを超えて表現の材料として扱う方法を教えてくれたのが本濃さんででした。曲面の作り方は、プロの技です。

合体させるというアイデアは素晴らしいと思いました。単純で誰もやらないアイデアかもしれませんが、こうやって作品として目の前に現れると、その痛快さに思わず笑みがこぼれてしまいます。合体産は、UFOから地球を守っているのです。

 キッズ学芸員の男子はとても説明がうまく、お客さんに好評でした。ほめられればほめられるほど、がんばろうと誰もが思うのです。自主的に語りたくなってしまう・・・それが美術を通したコミュニケーションの有効性なのです。