櫻ヶ岡中学校の中平です。さくらび作品紹介12.「レインボーハウス」を紹介します。この作品は全て廃材で制作されています。廃材を使った癒しの部屋、それが「レインボーハウス」です。作品の中央にとても涼しげな(本当になぜか涼しい!!)部屋があり、入るとキッズ学芸員がお茶を出してくれます。ちゃぶ台も、茶碗も、全て廃材です。この居心地のよさはどこから来るのでしょうか。お客様にも大変好評の作品でした。
この作品を作るため、作家・ロボさんとキッズ学芸員3名は長野市リフレッシュプラザへ行き、廃材を選択・運搬しました。その後もレジ袋を校内で一ヶ月以上回収し続けました。レジ袋は身近な存在ですが、あっという間にごみにもなる廃材の象徴です。そのレジ袋を作品に取り入れました。「制作に3ヶ月以上かかりました。」というキッズ学芸員の話は本当なのです。
この作品は、その後全て燃料に変わります。レジ袋は、佐久の工場で油化され、燃料になります。8月30日にキッズ学芸員とロボさんで工場に行って来る予定です。この工場もさくらびアートプロジェクトを続けていく過程で出会いました。全くの幸運でした。自分たちの活動が社会と結びつき、いろいろな事柄と結びついていく。作品制作は個人の活動のイメージが強いですが、もともと社会的な活動であると考えさせられました。工場へ行くニュースは後日報告します。