さて、元に戻って「まるび」を見てみましょう。螺旋階段をグルグル歩くと、横に何やら紙が貼られています。「なんだこりゃ」と思い、見てみると・・・まるびの歴史(?)がありました。古さを醸し出す白黒写真(言い過ぎか・・・)が廊下の壁にビッシリ貼られています。

流石、全国高等学校総合文化祭に3年連続出場をし、美大に2年連続輩出している「まるび」、規模が凄いです。インパクトもあり、何よりも身近な素材を使っています。机とか段ボールとか・・・。ごく普通にある物が一つ変えただけで、こんなになるとは・・・圧巻です・・・・。

「マルブーの笑う森」には見ただけで「プッ」と吹き出してしまう作品や「何じゃこりゃ」と首を傾げてしまう作品まで幅広く揃っています。その中で最も印象に残っている作品がこの「笑う顔面」です。「笑う顔面、って・・・え?何のこと?て言うか何だこの丸っこい物は?」と疑問を抱きながら入っていくと・・・

こんなに沢山の笑う顔面が!顔は十人十色、様々です。単純に笑った顔や、大爆笑しているようにも見える顔、微笑みを浮かべている顔、等々がありました。こんなに顔面達があるとは・・・インパクトがあるし、凄い!!!

今の世の中、時代が進むに連れ人が「笑う」時間が限られてしまう程、仕事が多くなり、忙しくなってきます。でも、たまには忘れて思いっきり笑う事も大切だと思います。第一、笑うことは健康にも良いらしいですし、他の動物には出来ない事ですから。 「面白い」と思ったら、その表現として「笑う」事は存在しますし、笑うことは人々をハッピーにさせる様な効力があると思います。笑いを忘れたら、それこそ他の動物と何ら変わらなくなってしまいます。私たちは「人間」です。他の動物に出来ない唯一の能力を持った動物です。たった一日に一度でも自分が笑える事が現代を生きる我々にとって大切な事じゃ無いでしょうか。