櫻ヶ岡中学校の中平です。今日は、お休みを頂いて東京・豊田にある首都大学東京のインダストリアルデザイン学部へ行ってきました。長田謙一教授のお招きにより、ゼミでとがびアートプロジェクトの講師をしてきました。この大学は理系の大学ということで、キャンパス内にコンピュータや電気系の廃材が積まれていました。
学生さんたちは、特に美術とは密接な関係をお持ちでないように感じましたが、真剣に私のプレゼンを聞いてくださいました。一番良かったことは、学生さんが、ちょうど私が暗闇美術館を戸上中で始めたころ、選択美術を取っていた生徒の現在の年齢をおなじくらいで、中学生時代の美術の授業について話をきくことができたことです。美術は本来自由なものなのに、表現の枠が決められている授業が多かったようです。私自身も、表現の自由性についてもう一度考える機会を得ることができました。長田先生、学校の皆さん、本当にありがとうございました。
プレゼンの後、長田先生に「是非行ってみてください」と勧めていただいた「青梅宿アートフェスティバル2008」に行ってきました。この企画を主催する原田さんは、元小学校教員だったそうで、その後すでに5年間この企画を続けているそうです。
東青梅駅で降り、農林高校へ行きました。高校の中に展示しているのか?と、どきどきしながら敷地に入り、すぐ近くのアンティークな木造の建物に入りました。大きな彫刻作品があり、びっくりしました。素材は何だろうと興味を持ちました。
建物を出て、少し歩き、住宅街を進むと、古い昭和的工場が3軒ほど建っていました。一つは古い工場で(写真参照)、中には何かの機械が置かれており、ど迫力でした。
私が一番気に入った作品。宇宙戦艦ヤマトのような「山」。よく見ると、ジオラマの山で、細い道路が走っています。その道路は出発点も終着点もなく、永遠に回り続けています。果てしない回転、終わりのない時間・・・・・。この建物にぴったり合っていました。
空気遠近法・青梅 U39展
空気感と東京から眺めた青梅〜遠近という場所性〜をテーマに12人のアーティストが共演
11月24日まで。午前11時から午後5時。
会場:西分町、勝沼町、青梅織物工業協同組合施設、青梅総合高校講堂