さくらびレポート228〜2学年必修授業「ココロ14歳」 ブラックライトでみんなのココロが輝いた

櫻ヶ岡中学校の中平です。2学年最後の題材「ココロ14歳」。紙粘土でゼロ歳のつるつるぴかぴかのココロを作り、14年間の出来事を思い出しながら変形させ、蛍光塗料を着色して完成させます。木の台に載せて完成です。

暗室に作品を運び、準備完了。今年のBGM「GIFT」(ミスターチルドレン)を流し、「スイッチオン!」の掛け声でブラックライトが一斉に光ります。「おー!」という歓声の中、輝いた全員のココロを見て拍手が沸き起こります。一人一人が今の自分を正直に作った様々な形の作品たち。どれも、本当に光を放っています。美しいです。

この題材は、光らせて終わりではありません。鑑賞後、教室に戻り、一人一人感想を記入します。「自分の作品を見てどう思いましたか」「友達の作品を見てどう思いましたか」「これからどう生きていこうと思いますか」という三つの質問です。みんな静かに考えながら記入します。その感想を私が読み上げます。「○○君は元気のいい人だと思ったけど、作品の色が暗くて意外だった」「これからの自分はココロのように光ることができるようがんばっていきたい」など、正直な感想がたくさん集まります。

 14歳の自画像のような作品だと思います。どの作品も作者に似ています。