さくらびレポート250〜体育感プロジェクト 生徒作品紹介⑩「一人カラオケ」

櫻ヶ岡中学校の中平です。中学生の作品には、我々の知らないうちにできてしまう「美術という枠」を飛び越えてしまうパワーがあります。とがびアートプロジェクト2007では「ヲタクの部屋」という作品が大好評でした。今回の体育感を照らさNIGHT アートプロジェクトでは「一人カラオケ」という作品が我々を驚かせてくれました。

この作品は、アニメソングが大好きな男子生徒が、体育館内で神出鬼没に好きな歌を一人で歌うという作品です。写真のように、生徒は、アンプとマイクを持ち歩き、アニメソングを歌っていました。自分の世界に没入する迫力を感じさせてくれました。

午後7時、閉館時間が迫ったとき、40人の生徒のリクエストで、この一人カラオケの生徒がステージに登りました。生徒は「本当にみんな僕の歌が聞きたいの?」と不安げでしたが、気持ちよく一曲歌いきりました。この作品により、美術の枠が広がったと思いました。