とがびレポート133 梅野記念絵画館模写合宿2日目 コノキ・ミクオ展 開催準備中に

戸上中の中平です。合宿2日目は、予想通りかなり遅いスタートでした。昨日から忙しいそうに準備していた「コノキ・ミクオさん」の展示準備を見学させていただきました。「これ、全部同じ人の作品?」と疑問を持つ生徒。コノキさんの中学2年生の時から現在にいたるまでの作品を展示していました。本当に、その時代により、作品が変化しています。日本にこれほど変貌をとげた作家がいたのかと私自身驚きでした。
 梅野隆館長より、コノキ・ミクオさんの変貌する過程をお話いただきました。ど迫力の説明により生徒たちも美術の素晴らしさを改めて納得。梅野館長の次なる世代への期待を感じ取ってくれたのでしょうか。

キュービズムあり、写実あり、彫刻あり。コノキ・ミクオさんの作品から「表現の自由」をまさに学びました。コノキさんは、中学生時代「自由に描け」という師に出会い、現在に至っているようです。梅野館長より「自分の好きな作品をみつけることは、自分の目指すものをみつけることと同じ、好きな異性をみつけることと同じ。心が求めることは何か。わかることは人生を豊かにする。」等、教えて頂きました。
 中学生の時、特に、14、15歳の時の価値観は、一生を左右するものではないかと思います。大切な1日1日を過ごしている中学生。だからこそ、本物から学んでほしいのです。