さくらびレポート252〜体育感プロジェクト 一般参加作品「エア・カフェ」「光るコマ」「ナリキリスト」

櫻ヶ岡中学校の中平です。3月14日土曜日に第一体育館で行われた3年選択美術主宰の「体育感を照らさNIGHTアートプロジェクト」。地域の方々を招き、改築される予定の体育館の夜を楽しみました。
生徒の作品だけではなく、地域の作家さんにも出品を依頼しました。宮沢真さんは、数年前まで「ながのアート万博」を主宰される長野美術界の中心人物。実は宮沢さんは、ここ櫻ヶ岡中学校の卒業生ということで、夏のさくらびアートプロジェクトに続いて出品をお願いしました。
体育館のギャラリーに登ると、そこはさながら空港のカフェ。バスケ用のタイムキーパーが飛行機発着時間を表しているように錯覚してしまいます。このカフェは名前の通り、架空のカフェ。注文すると、本物そっくりのコーヒーの匂いをかぐことができます!!

地域作家二人目は、竹前成知さん「ナリキリスト」の紹介です。竹前さんも宮沢さんと同じ本校卒業生で、宮沢さんと同窓生だそうです。卒業生から、数日後にこの体育館で卒業式を迎える後輩へ詩を送ってくださいました。
ナリキリストという独特の詩を読んでいる竹前さん。今回はステージ前に中学生を集め、熱いメッセージを送ってくださいました。「なりきれ!」という言葉はどこかで生徒の心に残り、響いていると感じました。

一般参加作家紹介の最後は渡邊トシ子さんの「光るコマ」です。
渡邊さんは、ご存知「七瀬まるごと美術館」を主宰されており、中学校にも何回も来られ、生徒に語りかけてくださいます。ご本人によると、こういう形での作品発表は初めてということでしたが、フロアの上に置かれたブラックライトで光り輝くペットボトルやコマは来場者の目をひきつけ、中学生の作品へとうまく繋げてくださっています。中学生も、大人も、コマは回しやすく、また光って美しいので、みんな喜んでいました。

回転するとこんなにきれいです。