櫻ヶ岡中学校の中平です。今日の午後、小学校に近隣小中学校の先生方が集まり、研究発表などをする会がありました。その中で学力を研究し発表されましたが、いろいろな力の中で「発想力」という言葉は残念ながら見つけられませんでした。美術科ではとても大事にしている言葉ですが、5教科中心の学力観が学校現場では幅を利かせているのです。
さて、その「発想力」ですが、ある課題を突破するためには重要な力であると考えます。3年必修授業の「グラデーションマジック」では、デジカメを使い超・接写で美しいグラデーションを作る授業を一時間で行っています。写真は、生徒がきれいなグラデーションを作るために工夫した色紙です。
写真で撮影すると、このような作品になります。色紙を並べているとき、生徒は、こんな感じにしようとか、こういう感じになったらいいなあとあれこれ考えながら構成していたと思います。いろいろやっているうちに、何か思いつくということもあるでしょう。何かを発想するまでには、いろいろな試行錯誤と地道な繰り返しがあると思います。そういった道のりを、短時間ですが感じることができる題材です。