さくらびレポート66〜なつかし写生大会の質問@信濃美術館

櫻ヶ岡中学校の中平です。美術部は今日、長野県信濃美術館へ行きました。「男鹿和雄展」を見るためです。この展示はスタジオジブリの絵職人の作品、ということでとても混んでいました。
 生徒たちは何回も時間をかけてじっくり絵を鑑賞していました。「この場面知っている!」と時々歓声が聞こえてきます。特に、トトロが寝ている木の中のオブジェを見ると「学校美術館で真っ暗な教室を作りたい!」とイメージが広がったようです。

今回の美術館見学は、もう一つ目的があります。それは、8月29日「さくらびアートプロジェクト2009」で、美術部として「さくらなつかしプロジェクト」を展示するからです。先日のなつかし写生大会の絵を教室内に展示するにあったて、学芸員さんに、実際の美術館で作品展示の方法などをレクチャーしていただこうと考えました。事前に生徒たちには質問事項を出させていていました。「どう展示するとおもしろい展示ができますか」という質問に対しては「自分たちの作品が面白いと思っていますか?」と学芸員さんから問われ、うなずいている部員が多かったです。ライティングやキャプションといった必要な準備品に対しても新しい視点を得たように思います。
 美術館から帰ろうとした時、数人の生徒が「美術館で職場体験したいんですが・・」と言ってきました。今日の訪問は、いろいろな種を生徒にまいたようです。