さくらびレポート75〜3年必修授業「グラデーションマジック」〜何を描きたいのか

櫻ヶ岡中学校の中平です。3年必修授業では春から「グラデーションマジック」を行っています。パステルでグラデーションを使って描きたいものを描くという授業です。描きたいものを描く、ということが一番難しいのですが、Nスパイラルという独特のカリキュラムで3年間を学習してきた生徒は、悩みながらも「自分のやりたいこと」を見つけてくるようになりました。
 何を描くのか、描きたいのか。それを決めることは、自分は15時間という授業の時間をどう生きていくのか、ということでもあるし、自分で学習内容を決める、ということにもなると思います。15時間という時間を、どう使うのかを教師は一人一人面接して相談して決められるようアドバイスをします。この時間は、卒業していく3年生にとって、自分の進路を決める、進路を考えるという活動と重なっているのかもしれません。

「何を描いたらいいか、わからない」という生徒には、カメラを渡します。カメラに写った映像からは、すでに何を描くのか鋭く決まっている様子が、はっきり伝わってきます。