さくらびレポート244〜暗闇美術体育館レポート

櫻ヶ岡中学校の中平です。20日土曜日に500番校舎全体を美術館に変身させた「暗闇美術体育館」。概要を報告します。

午後6時、櫻ホールで開会式を行い、ついに開館しました。140人を超える来場者が一気に押し寄せ、ものすごい熱気です。この日は美術を選択している生徒だけではなく、体育を選択した生徒がたくさん鑑賞したため、「キャー」「きれい」などという元気一杯の声が校舎内に響き渡っていました。

一階の女子トイレの外には、蛍光ピンクで輝く蝶がふわふわと踊っていました。その蝶を追って、トイレの中に入ると、鏡にたどり着きます。鏡の国から来た蝶でした。

2階の和室には、信大生の作品が。畳の間を生かした墨の作品。明かりの使い方がうまいです。

4階の水道には、蛍光塗料で輝く糸が。作者に聞くと、「外の夜景が水道に吸い込まれ、景色のエキスが流れ出てくる」というコンセプチュアルな作品。魔方陣のような蛍光糸の動きにくらくらします。

一時間後の午後7時15分。閉館しました。全員で櫻ホールに再度集まり、2名の学芸員さんの講評をお聞きしました。「今でしかできない表現ができていました」という言葉が身にしみます。

この後、7時30分からは、第二体育館へ移動し、8時30分まで創作ダンスを鑑賞しました。大音量の中、自由な表現の空気が心地よかったです。