さくらびレポート261〜暗闇美術体育館レポート:信州大学生作品①

櫻ヶ岡中学校の中平です。暗闇美術体育館には、生徒だけでなく真宗大学の2年生の皆さん7名に作家として参加していただきました。彼らには、「中学生が思いつかないような五感を刺激する作品を、身近な素材を使って作って欲しい」というミッションを与えました。本番では、一体どういう作品になるのか楽しみでした。

写真は、普段「和室」として使われている畳の部屋。大きな文字が間接照明で見事に別空間に変えられています。この作家さんは、向かいのコンピュータ室にも作品を展示しました。

コンピュータ室には、デスクトップの画面の明かりに映し出された美しい文字が浮かび上がっています。文字とその場所にある光を使う。生徒にはない発想です。作者の学生さんは現在、韓国へ留学中だそうです。がんばってほしいです。

水道のほのかな明かり。それは、外にある街灯や夜景の明かりです。目を凝らしてよく見ると、針金で作った蟻。更によーく見ると下に小さな蟻の大群。暗い中で目を凝らすという行為も面白く、中学生にはない発想です。

階段に、怪しい布の物体。暗闇で驚きましたが、動いています!!中に人が入っているのでしょう。階段をゆっくり上り、壁にぶつかり、ぎこちない動きに目が離せません。暗闇の中でのパフォーマンス。どきどきしました。