さくらびレポート294〜さくらび2009年度を振り返る その4「自動車運転と美術教育の共通点」

櫻ヶ岡中学校の中平です。学校に勤務していていつも思うことがあります。

「学校って、生徒にだめだめ言ってばかりいるなあ」

ということです。小学校のことはわかりませんが、中学校では生徒に「これはだめ」「これはしてはいけません」だめだめばかり言っている自分に気づきます。そして、職員間では、生徒にわがまま言わせない先生、「だめ」が伝わっている先生が「すごい」と言われているので、職員もみんな、一律に「だめ」が通る教師を目指しています。

この話は私の持論ですので、賛同してくれない方も多いことでしょう。でも、最近の中学生が指示待ちで、おとなしいが、自分から行動を起こそうとしないのは、学校が「禁止」ばかりしているからだと思うのです。中学生にとって、何か行動を起こそうとしても、先生たちはすぐ「だめ」「これはやっちゃいけない」と言うので、初めから自分で考えて行動しようなどとは考えなくなってしまったのです。先生たちは、そういう生徒が増えれば楽チンです。地域での学校の評判も「落ち着いた学校」と呼ばれます。
でも、本当にこれで良いのでしょうか。これが教育なのでしょうか。
私は違うと思います。