ぺちゃくちゃないと長野に出演しました。

櫻ヶ岡中学校の中平です。昨日5月15日土曜日、午後6時から、「ぺちゃくちゃないと長野」が長野市内で行われました。私は、なんとプレゼンターに選ばれ、プレゼンをしてまいりました。今まで出会ったことのないクリエーターの方に、自分のメッセージが伝わるのかどうか、そして一般の方々はどんなプレゼンをするのか、菱川勢一さんは、どんな方なのか、ずべてにおいて興味津津でした。

私のプレゼンは、予定時刻を大幅にはずれ午後9時過ぎでした。4分間という短い時間の中で、20枚の写真を駆使し、ながのアートプロジェクトの経緯と、中学生のアートを通した面白いこと、中学校美術の危機、クリエーターへの呼びかけ、を中心に話しました。
私の話は、皆さん興味を持って、とても反応良く聞いていただけました。特に聴衆の方たちの反応が良かったのは「中学校美術がなくなるかもしれない」ということです。「そんなこと知らなかった」と言ってくださった方もいました。世の中の方々は中学校美術がなきうなるかもしれない、ということを知らないのです。私は、それも中学校美術教師が世の中に伝えていかなければいけないことだ、と感じており、こうやってブログで発信しないといけないと考えています。その意義をまた新たにしました。

ボンクラの太田伸幸さんは、トップバッターで出演。蔵を改造し、夢を持って企画、推進されるパワーに圧倒されます。私は教員仲間に自分のやっていることを自信を持って語るとか、同じ目標を持っている友と活動を一緒にするということが苦手です。友達つくりが下手ですが、太田さんやボンクラの方々は、見事に成し遂げつつ、自分たちの目標を次々と実現していっています。その力は、素晴らしいなあといつも思っています。太田さんのプレゼンからは、いろいろなことを感じさせられました。中学校美術とも是非、からんでいきましょう。

今回の最大の注目は、映像家の菱川勢一さんです。今まで恥ずかしながら菱川さんのことはまったく知りませんでした。しかし、その業績は素晴らしいです。NHKの「坂の上の雲」オープニングとエンディングの映像、大河ドラマ「巧妙が辻」のオープニング映像など手がけていらっしゃいました。
仕事も素晴らしいのですが、人間としても魅力は素晴らしいです。私のプレゼンも一生懸命うなづきながら聞いていてくださいましたし、プレゼン終了後には、すぐ私のところまで来てくださり、「応援してます」と言ってくださいました。ななと、武蔵野美術大学基礎デザイン学科の教授もされているんですね。「是非協力します」とおっしゃってくださいました。ありがたいです。

全て終了しいろいろな方と話しをしました。美術教育について、興味を語ってくださる方がとても多かったのは、良かったです。「美術の授業はなくなっちゃいけない。でも、授業自体はつまらないものも多い。でも、なくなるよりはまし」といっている方もいました。美術教師として気持ちを新たにした夜でした。