櫻ヶ岡中学校の中平です。昨日、長野市篠ノ井、篠ノ井駅前にある中央パーキング2階で開かれている「更埴高校美術部展」を見に行きました。
駐車場の2階に、ギャラリー??と不安な気持ちで行くと、確かにありました。高校生が2名笑顔で迎えてくださり、ギャラリー内は明るい雰囲気で作品が埋め尽くされていました。
まず知っている生徒の作品を探します。戸倉上山田中学校卒業生や、櫻ヶ岡中学校卒業生もいました。「へえ、美術部に入ったんだ」「こんなに大きな絵を描くようになったんだなあ」と生徒の成長を感動的に見ました。
全体的には水彩やアクリルが多く、イラスト系の作品が多いため、サイズは小さく感じましたが、高校へいっても美術をやろうという高校生がいることが感動的でした。
また、「とがび」をやった生徒が、高校へ行くと、更に一段高いステージで表現活動をしていると感じました。中学校時代に「やりたいこと」を持ち、それを「徹底的に」やったからこそ、自分で次のステージへと「卒業」していったのではないでしょうか。中学校では、生徒の「こだわり」「テーマ」を引き出すことが教師のやくわりであり、それを「徹底的に」やらせる。それが教師の役割です。そうすると、生徒は勝手にこどもから大人へ「卒業」していくのです。美術教師は、ことあるごとに、「力をつける」とか「基礎基本」と言います。それは大事です。でも、生徒が自分のこだわりを見つけ、やりたいようにやることができない「力」や「基礎基本」では意味がないのです。
学ぶものが多いさわやかな時間でした。